経営視点

企業ブランディングとカテゴリーキラー~伸びる企業・潰れる企業の違い

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2017年の負債総額1,000万円以上の企業倒産件数は、8,405件でした。
誰もが志を持って起業したのに、結果として成功する企業と、失敗する企業に分かれてしまいます。
伸びる企業・潰れる企業にはどのような特徴があるのでしょうか?

企業ブランディング カテゴリーキラー 違い

ブランディングには、カテゴリーキラーが重要

企業の成長にはブランド戦略、ブランディングが欠かせません。

ブランディングとは、

「自社の商品、サービス、事業や会社が、顧客にとって、より価値が高いと感じてもらうための活動のこと」

を言います。

そして、ブランディングを推し進めていくためには、「カテゴリーキラー戦略」が必要です。

カテゴリーキラーとは、一般的に言われるように商品の品揃えと価格だけではありません。

カテゴリーキラーとは「競合他社を圧倒する差別化された強い商品・サービス・事業」であり、成長していく事業は、戦略的にカテゴリーキラーを生み出して、さらにそれを育てています。
どこにもない商品やサービスを提供している会社こそ、ビジネスで成功するチャンスがあります。

ビジネスでは、企業ブランディングのために、カテゴリーキラーを作ることが成功のカギなのです。

伸びる企業の特徴とは?

伸びる企業の特徴としては、商品開発の際に「どんなお客様に喜ばれる商品を作りたいか」というターゲットを明確にしていることが挙げられます。

ターゲットを思い切って絞り込み、商品やサービスの切り口も新しい目線で開発していくと、顧客にとって魅力ある商品になっていくのです。

企業ブランディング カテゴリーキラー 伸びる企業

商品開発研究の結果によっては、新たな商品カテゴリーを作り出すことや、既存のカテゴリーを無力化するほど、顧客にとっては新しい価値や概念を提供することができるとともに、独自の市場を作り出すことが可能になります。

伸びる企業は「ブランド化」されている

ブランド化された多くの企業は、「〇〇会社といえば〇〇」という、その企業の代名詞となるような商品が存在しています。

たとえば、ルイヴィトンは、「モノグラムのバッグ」、伊藤園は「おーいお茶」など、各企業において成長の礎を作った商品が必ず存在します。
特にラグジュアアリーブランドの世界では、“ICON”(アイコン)と呼ばれるロングセラー商品として長く稼ぎ続けている商品があり、これらもカテゴリーキラー商品です。

ブランド商品は一朝一夕に生み出せない

業界において突出したブランド商品を創り出すためには、地道さと時間を要します。
たとえば、伊藤園の「おーいお茶」の開発には、9年という年月がかかっています。

中小企業では、少なくとも1年、長いもので2年くらいの年月をかけて、綿密に設計されたプロセスを経て商品の企画・開発を行います。
一つでも必要な要素をスキップすると、成功するものもしなくなってしまうのです。

企業ブランディング 商品開発

このように、ブランド商品の創出には時間はかかりますが、戦略的に考え抜かれたカテゴリーキラー商品は、一度市場に受け入れられると爆発的な威力で成長していきます。

ブランド商品の開発が企業成功のカギ

中小企業でも地道に努力し続け、カテゴリーキラー商品を生み出し、ブランディングが確立した会社は、売上もどんどん伸びていき企業が成長していきます。
さらに、1つカテゴリーキラー商品を作ることができた企業は、次も成功する可能性があるのです。

新商品開発の際に、徹底的にカテゴリーキラー商品を生み出すことを意識していると、カテゴリーキラー商品を1つだけでなく、どんどん作り続けることができるようになります。

このように、組織内でカテゴリーキラー化のコツを掴めば、次々とヒット商品を出すこともできるため、結果的に企業の業績は上がり、成長し続けていくのです。

伸びる企業と潰れる企業の違い

成功する企業がある一方、失敗する企業、潰れる企業もあります。
経営は総合戦ですから、組織の問題、マネジメントの問題、人事、財務などそれぞれが重要なキーになるため、原因を明確に断定できるわけではありません。

しかし、戦略的にカテゴリーキラーを生み出していく会社と、そうでない会社は、企業の成長度合いに大きな差が生まれます。

失敗する企業はカテゴリーキラーを生み出していない

潰れる企業の共通点として、カテゴリーキラー商品を生み出していない、もしくはカテゴリー商品を生み出し続けられないということがあります。

企業ブランディング 失敗

カテゴリーキラー商品を生み出し、ブランディングを確立するためには、地道な努力と年月が必要です。
しかし、まだまだ多くの経営者が本当のブランディングについて理解できていなかったり、あるいはカテゴリーキラー商品を生み出すまでの時間が待てなかったりします。

どうしても目の前の売上や業績に目を奪われて、日々の業務に追われてしまい、長期的戦略としてのブランディングに目がいかないのです。

結果として、カテゴリーキラー商品を生み出すために地道に取り組み、ブランド化に成功した企業との大きな差になってしまいます。

まずはカテゴリーキラー商品を作ることから!

もしもあなたが新人社長でも、これから起業する方でも、新たに事業部を発足するような方でも、まずはカテゴリーキラー商品を作り出すことを考えましょう。
会社全体で、カテゴリーキラー商品の開発に取り組むことが、企業の業績を大きく伸ばすことに繋がります。

カテゴリーキラー戦略は、事業内容や取扱商品などを問わず、どのジャンルでも重要なことです。

「この業界は特別だから」

「うちで取り扱う商品やサービスは、他社と違って特殊なものだから」

という会社ほど、自社のブランディングについて今一度考えてみてください。

世の中で唯一不変なことは、「変わり続ける」ということです。
たとえ、あなたの会社が変わらなくても、お客様のニーズは、環境や時代によって変化し続けます。

あわせて、競合他社の存在も必ず変化してきます。

いきなり競合大手が出て来てからでは、すぐに対応ができません。
売上がしっかり上がっていれば、よほどのことがない限り倒産することはありませんが、実際はどの業界でも競合がひしめく中で、各企業とも生き残りをかけて必死に戦っています。

どの企業の経営者も、リスクを背負って一生懸命に努力し続けているのです。

企業ブランディング カテゴリーキラー 成長

危険な事態はいつも、安心しているときに突然やってきます。

今、あなたの会社がもし利益を出しているのならば、今のうちにしっかりと地に足をつけた戦略を描いてください。
カテゴリーキラー商品を生み出すことに意識をおくことが、企業のブランディングを推し進め、成功確率を大きく伸ばす指標となるのです。

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