用語集

ブランディング用語集④自社の強み、トレンド、フレームワーク

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企業経営で成功を収めるためには、商品やサービスの売り方ではなく、商品やサービスそのものを強くすることを意識しなければいけません。

それがブランディングであり、ブランディングのためには自社独自のカテゴリーキラーを生み出すこと。そしてカテゴリーキラーを連続して作り出し、カテゴリーブランドへと成長させることが大切です。

そんなブランディングで重要視するのが、「自社の強み」と「トレンド」です。
また、その強みを活かした「カテゴリーブランド戦略フレームワーク」を知っておくと、ブランディングを行っていく際に、大変参考になります。

自社の強み

ここでは「強み」「トレンド」、そして「カテゴリーブランド戦略フレームワーク」と、それに紐付く用語についてご説明します。

強み

ブランディング戦略において、カテゴリーキラーとなる商品・サービスを生み出し、それを群としてカテゴリーブランドへと成長させるためには、自社の「強み」を考える必要があります。

そこで、企業にとっての「強み」とは

自社の得意なこと

といえます。
自社の強み、つまり自社でできること、あるいは自社でしかできないこととは何か?
その強みを正確に把握し、商品やサービスの開発に活かすことができているかどうかが、ブランディングにおいてはとても重要です。

ただし、自社の強みを考えるうえで、注意しなければいけないことがあります。
それは、「自社の強み」とは他社が認識し、評価するものだということ。
自分だけが「ここが強みだ」と考えていても、それは1人よがりの考えである可能性も否定できません。

そこで私たちは、他社が認識している強みを「客観的強み」、1人よがりの強みを「主観的強み」と呼んでいます。

そしてブランディング戦略においては、この「客観的強み」を徹底的に検証していきます。

トレンド

トレンド

企業経営における「トレンド」とは、

自社の顧客ニーズの変化
業界動向、市場動向など今後のマーケット予想

が挙げられます。

この「トレンド」を捉えることができるかどうかが、ブランディングに必要なポジショニングにとって大きなポイントとなります。

企業経営では、一度ある分野におけるポジショニングを確立したとしても、顧客ニーズの変化や市場の動向を注視しながら、時代に合わせてポジショニングを検討し続けることが大切です。

そのため、この「トレンド」を捉えておくことが重要だといえます。

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フレームワーク

フレームワークとは、「枠組み」「構造」といった意味の英単語です。
企業経営においては、経営戦略や業務改善などを考えるうえで必要な枠組みのことを、「ビジネスフレームワーク」と呼ぶことがあります。

ブランディング戦略でカテゴリーキラー商品を生み出し、カテゴリーブランドへと成長させるうえでも、この「フレームワーク」が存在します。
それを「カテゴリーブランド戦略フレームワーク」と呼んでいます。

カテゴリーキラー

たとえカテゴリーキラーとなる商品やサービスを1つ開発したとしても、そのカテゴリーキラー単品に頼り続けていると、企業の売上はアップしません。

企業経営では、複数のカテゴリーキラーをつくり、群としてのカテゴリーブランドを形成することによって、ポジションを築いていくこと、それがブランディングにとって欠かせない戦略となります。

そこで、カテゴリーブランドを形成するためには、“2つの軸”があります。
この2つの軸が、「カテゴリーブランド戦略フレームワーク」です。

カテゴリーブランド戦略フレームワーク

  1. 「単発での開発」で終わるか、「同一カテゴリーで3つ以上の開発」を行っているか。
  2. 自社の「強みを活かした開発」を行っているか、「強みを活かしていない開発」を行っているか。

この2軸を縦軸・横軸として整理すると、4つのゾーンが出来上がります。
それは

  • Mゾーン
  • Yゾーン
  • Kゾーン
  • Bゾーン

の4つです。

Mゾーン

自社の強みを活かしていない“まぐれヒット”を生み出したが、そのヒットを再現できない。

ヒット商品

Yゾーン

同一カテゴリーで3つ以上のカテゴリーキラーを生み出しているものの、自社の強みを活かすことができていない。

Kゾーン

自社の強みを活かしたカテゴリーキラーを生み出したものの、単発で終わっている。

Bゾーン

自社の強みを活かしたカテゴリーキラーを生み出し、かつ同一カテゴリーで3つ以上開発している。

自社の商品やサービスを開発するうえでは、単なる「売り方」よりも、それをどう発展させていくかということを重要視します。
この「カテゴリーブランド戦略的フレームワーク」と、4つのゾーンについて詳しくは、こちらの関連記事をご覧ください。

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